ツンデレ彼氏をデレさせろ。



ー私は李斗にヤキモチ妬かせるだ
なんてこと、したくなかったんだ。



だって、彼がヤキモチなんて、
妬くわけがない。



それが十分にわかっていた、
だから、そんなことする必要なんて
なかったのに。



ーだから、私は、二人に
協力なんて、しなかった。



だけどだ。



それからというもの、
本当に大変だった。



深津がうざいぐらい
私から離れなかった。



さすがに触れられてはないけど、
休み時間になると、
ちょっかい出されるし。



昼休みはいつもは李斗のところへ行って
付き合う前と同様、
一緒に食べてるのに、
深津に委員会の仕事を頼まれて、
(いや、断ったけど、何故か先生にまで
懇願されて、断れず。)
李斗に会えずにメール入れただけだし。



そんなこんなで、
李斗に会えずに
一日が終わってしまった。





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