ツンデレ彼氏をデレさせろ。
ようやく、李斗に会える!!!
そう思って勢いよくHRが終わった瞬間
教室を飛び出した。
ードン!!!
飛び出した瞬間、ぶつかりました。
「本当、落ち着きないな。」
この声は!!!!!
「李斗!!!!!」
「前見ず走ったら、迷惑だ。
少しは周りのことも考えろ。」
「李ーーー斗ーーー!!!」
「オイ、話聴いてんのか?」
そう言って私の頬を強くつねる李斗。
「いひゃいでふ。」
「話ちゃんと聴け。」
痛いんだけどね。
怒られてるんだけどね。
普段そんなに触れられる李斗に
触られているという事実が
嬉しくて、顔が緩むと。
「ヘラヘラしてんな。
わかってのか?」
そう言って更に強くつねってきたから、
「いひゃいいひゃい!!
聴いてまふ!!!」
必死に弁解すると、
李斗はパッと手を離した。
「さっさと帰るぞ。」
「はい!!」