ツンデレ彼氏をデレさせろ。
すると。
「何、しょげてんだ?」
「!?」
声をかけてきたのは、
クラスメイトの
三宅 奈央君【ミヤケ ナオ】君。
よく喋るわけではないけど、
クラスメイトだから、
それなりの面識はある。
…李斗かと思った私は、
少し落ち込んだ。
声、確かに違ったけど。
「べ、別にしょげてないよ?」
「ふーん。あんまり、強がんなよ。」
「強がってませんよー。」
そやって、別に大した
会話をしてたわけでないけど。
三宅君にどう見えたのか、
「もっと、甘えろよ。」
そう言って三宅君が私の頭に
手を置こうとした瞬間。
「返してくれる?俺の。」
腕を掴まれた。
「早く行くぞ。」
強く引っ張られた。
ー三宅君とすれ違い様に李斗は
何か喋ったみたいだったけど、
聞こえなかった。
「早く、行くぞ。」
そうやって、強引に私を連れて行く李斗。
李斗の背中を見て気付いた。
………汗だくだった。
必死に私の元に
戻ってきてくれたのかなーなんて
都合良く考えて。
幸せになった。
「稽古、頑張るね。」
「当たり前だ。」
「何、しょげてんだ?」
「!?」
声をかけてきたのは、
クラスメイトの
三宅 奈央君【ミヤケ ナオ】君。
よく喋るわけではないけど、
クラスメイトだから、
それなりの面識はある。
…李斗かと思った私は、
少し落ち込んだ。
声、確かに違ったけど。
「べ、別にしょげてないよ?」
「ふーん。あんまり、強がんなよ。」
「強がってませんよー。」
そやって、別に大した
会話をしてたわけでないけど。
三宅君にどう見えたのか、
「もっと、甘えろよ。」
そう言って三宅君が私の頭に
手を置こうとした瞬間。
「返してくれる?俺の。」
腕を掴まれた。
「早く行くぞ。」
強く引っ張られた。
ー三宅君とすれ違い様に李斗は
何か喋ったみたいだったけど、
聞こえなかった。
「早く、行くぞ。」
そうやって、強引に私を連れて行く李斗。
李斗の背中を見て気付いた。
………汗だくだった。
必死に私の元に
戻ってきてくれたのかなーなんて
都合良く考えて。
幸せになった。
「稽古、頑張るね。」
「当たり前だ。」