ツンデレ彼氏をデレさせろ。
あ、ヤバイ。鼻血でる。
最上級の李斗の笑顔。
しかも、どんどん彼との
距離が短くなる。
キスするの!?
と、思って目を強く瞑ると。
ゴツン!!
「いったあ〜。」
思いっきりづつきされて、
額がジンジンと痛んだ。
「バーカ。」
そうやって、
いつもの意地悪な笑顔で言われて。
やっぱり、李斗が好きだと実感する。
「朔は俺のこと好きなんだから、
離れんなよ。余所見すんな。」
そう、言って、彼は家に帰ろうと
私に背を向けてそう言った。
「う、うん!!」
彼の背中にそう呼びかけて。
いつものように声を出した。
「李斗ーーーーー!!!
好きーーーーー!!!!!」
「………黙って。うるさい。
………知ってるから。」
呆れながら嬉しそうないつもの表情。
私はその表情を見て、
今日も幸せでいっぱいになった。