ツンデレ彼氏をデレさせろ。
つーっ!
CASEⅠ 本たちの落下事件。
女の人を寄せ付けない彼と、
どーやって付き合ったかと申しますと。
出逢いは図書室。
テスト期間に入り、
頭の賢ーい爽(爽和のこと)と
一緒に勉強教えて貰おうと
図書室へやってきた。
わかりやすい参考書が
あるから探して来いと言われ。
本棚へと探しに行った私。
なかなか見つからなかったけど、
ようやく、見つけた参考書は
私が手に届かない
高い高い本棚の最上段。
踏み台を持ってきたらいいのに。
めんどくさくて。
ジャンプして、取ろうとした。
ーら。
ーどんがらがっしゃーんっ!!!
面白いくらいに。
目的の本と一緒にその左右に
あった本20冊程度落下。
私はその本の下敷きとなった。笑
そのタイミングで
その通路を通りかかった
李斗を道連れにして。爆笑
「いったっ!!!」
「って!!!」
図書室にいた人々は
私たちを救出し、
本を元に戻してくれました。
(なんて良い人たち!!!!!)
「バカじゃねーの。オマエ。」
それが、李斗と私の初絡み(てへぺろ
「本当にすみませんでした。」
深々と土下座をし、
謝り倒す私。
「気をつけろよ、アホ。」
「はい、すみません。」
こうして、私は李斗に、
史上最悪の第一印象を与えた。