face to face


甲斐side


朝になり結局何も話さず学校に向かう




「おはよー!」
くるみは相変わらず元気だった
「おはよー」

「どうした?元気ないね」


「そう?あー寝不足だからかも」

まぁ
バッチリ昨日は眠れたけどね...

「ちゃんと寝なよー?」


「うん」

そう言いながら教室に向かう

教室にはまだ女の子しかいない


ガラッ


会話が急に止まった



見ると私の机が妙に優悟の席の近くからはずされ隅っこにやられている


「はぁまたか。」
何かもう何も感じない


「甲斐...」

「ほんと、ねちねちばっか。」


つい、そう吐いてしまった


「なによ!優悟くんに話かけられたからって!そう可愛くも無いくせに!」


「うん。だから?」
もう対応にも疲れた

なぜ、なぜ


“何回も”こんな目にあわなきゃいけないの?



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