face to face


涙が出そうになった

絶対人前、とくに“こういう奴ら”の前では絶対泣きたくなかった


なんか嫌じゃん

負けたみたいでさ


だから頑張って涙をこらえた


でもとまりそうに無かった



机だけじゃないことに気づく

教科書はベランダにほかられ


黒板には小さな字で
“また”盗む気?


そう書かれていた


「違っ...」



過去をえぐるような内容だった


それには耐えられそうにもなかった


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