face to face

帰り道


くるみに慰めてもらいやっと帰れる状態となった




「はぁ...」


優悟に謝んないと...



でも家に帰るのは気がはずまな



「...甲斐?甲斐!」

突然名前を呼ぶ声


「へ?...っ!!」



時間が止まったような気がした



私の過去


思い出という過去に深く、深く入りこんだ人だった。


「ち、違います...」

とっさに背中を向け歩き始める

「うそつけよ!違ってねーだろ!」


ぐいっと
引っ張られ...



「あん時なんで、急に!」



嫌...

なんでこうも一気に

過去を引きずりだしてまた現実に引き込もうとするの?


「いや!」




「なんで...!」「やめろよ」




「優悟...」

自分のもとへと引き寄せる

「誰だよ。」



「同級生。」

「同級生?お前には関係ねぇだろ。」

「同級生で同居人。関係無くはないだろ?」





「...甲斐。なんだったんだよ。なんで急に」



「帰って!もう、終ったでしょ!?」


「終わりを告げられてねぇけどな。まぁいいや。またね」





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