あなたに届ける僕のメッセージ
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朝の涼しい風が部屋に入っていく。

私はいつも起きる時間より前に目覚めていた。

なぜなら今日から高校生になるのだから。

まだ新品の匂いがする制服を着ながら新しく始まる高校生活の嬉しさと新しい友達ができるかの心配が複雑に絡んでいた。

私の名前は早乙女風香

中学生の頃は人気者でもなく地味でもない普通の子だった。

苗字に乙女があるけどとてもモテたりはしなかったし、たくさん友達がいた訳でもなく、毎日が楽しいとは思っていなかった。

でも今日からは高校生だしたくさんの友達作って、学校帰りにどこかに寄って遊んだり、彼氏を作ったり…ってそんな簡単にリア充な生活は無理か。

制服のリボンをきっちり結んで学校の準備を済ませ一階に降りた

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