普通な恋がしたかった!!!

秦野 蒼空


「空木咲夜…ですかぁ」



あたしはベッドで寝返りをうった。



まず。



…なぜ、あたしがベッドにいるかと言いますと。





あの後、桜井先生の、



「担任にはうまく言っとくからさ、もう授業サボっちゃいなよ!

ダルいでしょ?好きなときに戻ったらいいし!」



との提案で、保健室のベッドを借りてます。



いやー、実に快適…。


桜井先生は、さっきなんか出張に出ちゃったし、あたしひとりだ。



静かだな…。


やばい、ちょっと眠いかも。



~♪♪~~♪~♪~



「わっ!?」



静かな保健室に、ケータイの着信音が響いた。



ビクッたぁ。



あたしは制服のポケットからケータイを出した。



「明梨か。えっと、あーそっか、明梨はサボること知らないんだった…」



明梨からの心配のメールにブツブツ言いながら、サボることを返信。



するとすぐに返事が返ってきた。



授業中なのに、よくこんなメールできるね…(-.-;)
< 24 / 321 >

この作品をシェア

pagetop