普通な恋がしたかった!!!
「球技大会の事なんだけど、クラスから、ふたつのグループを出すの。

それで、二人はAグループでいい?って確認したくて!」


和葉ちゃんが、グループのメンバーが書いたメモを、あたしと明梨の間に置いた。



「明梨と凜、一緒なの?」


明梨が、メモを覗き込む。



「うん、一緒がいいかなぁって!」


ニコニコしながら答える和葉ちゃん。


「なら、うちらはいいよね??」


明梨が、視線をメモからあたしへ移す。



「う、うんっ」


あたしは、明梨と和葉ちゃんに何回も頷いた。


明梨と一緒なら、全然いいや。
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