普通な恋がしたかった!!!
和葉ちゃんは、メモを回収すると、またニコッと笑って、


「それが確認したかっただけなの!

ありがとう凜ちゃん明梨ちゃん!
お昼ご飯、ジャマしちゃってごめんね、それじゃあ!」


そそくさと去って行った。


「良かったね、うちら一緒で」


プリンを食べながら、明梨が言った。


一方あたしは、夢見心地で和葉ちゃんの後ろ姿を見ていた。



だ、だって……!!



「マンガの主人公みたい…!!」


「はぁ?大丈夫?凜」


怪訝そうに言う明梨。
< 247 / 321 >

この作品をシェア

pagetop