普通な恋がしたかった!!!
布団をのけ、ベットからおりた。

 

と同時に、ドアが音をたてて開いた。



「あら!目、覚めたのね!」


片手に濡れタオルを持った、保健室の先生。


「俺……」


「大丈夫よ、誰も襲ってないわよ」


そう静かに言い、先生は部屋に入ってきた。


「…にしても、やっぱ太陽光とか無理なのかしら?確かあなたヴァンパイア…よね?」


先生が、部屋の窓のカーテンを閉めながら言った。


「…無理というか、好んではねぇけど…」


確かに、太陽光は好きじゃない。
 

浴びると頭痛がする。
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