普通な恋がしたかった!!!
「ま、ハーフなんだったら、みんなかっこいいしかわいいんじゃない?」



テキトーに答えると、明梨も、


「まぁね~」


と笑いながら、メモ帳を閉じた。



「そーいや、凜さぁ」



「ん?」



明梨は、何かを思い出したようで、またメモ帳を開いた。



「…結城日向って知ってる??」



ドキィッ!!


結城日向って、昨日の!?



「エ、イヤ、シラナイナァー」



「凜鈍いもんね」



カタコトで喋ってしまったあたしを、明梨はサラッと流した。


よ、良かった…。



「…でもなんで??」


結城日向のヤツ、ケンカしすぎて停学くらったとか??
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