僕と君の365日
「それって結局、言い訳。自分が誰かのせいにしないとたってられないから自分のせいにしてる。」
....図星で返す言葉がない。柊也は悲しそうな顔で続ける。
「もしつぼみって子が殺されなかったらいいかもしれないけど別のだれかが殺されてたかもしれない。椿...?が捕まえたからよかったけどそいつが捕まってなかったら陽信に対してのからかいは続いてただろうし。怒りが爆発してその子はやっぱり死んでたかもしれない。その上この節では死ぬ人が増えてる。」
「.....確かにそうだ。」
俺は大きいため息をつく。
「俺の敗けだ。確かにそうだ。誰かのせいにいないと立ち上がれないぐらい、俺は弱い。今は、違うけど。ありがと。柊也。」
「いいよ。俺もそうだった。薄々過労かもって気づいてた。バラエティーよりニュース派で。父親の働く時間が長いのも気づいてた。それで始めは自分を攻めたけど同僚の人が俺のことどれだけ愛してたか話してくれた。ずっと自分に俺のこと話すって言ってた。その人が俺に家に来ないかって言ってくれたんだ。」
笑顔でそう言う柊也は今が幸せなんだなと感じる。
「二人とも...ズビッ.......いい話だ。」
「陽信が自分のこと攻めなくなってよかった。あたしも、陽信にそんな思いさせるかもしれないしね。」
俺の中できちんとけじめをつけてから桃琉にこの話をすればよかった。