僕と君の365日


「もしかして....桃琉が不安になってること、気づいてた?」


俺はまた環の背中をさすり始めた柊也に聞く。

「........別に。」


あ、気づいてたんだ。わかりやす...

「全員......今日は俺の奢りで飯だっ!............ズビッ...」

「環、今月、金欠じゃなかったの。」


「柊也、それ禁句。いいよ。貯金からちょっと取り出すし....ズビッ...」

「椿、呼んでもいい?」

「私は美琴呼びたい。」

「俺と椿が来るって知ったらあの二人も来るだろうな。さらに美琴と桃琉もだし。」


「あ、あのさ。聞いてた?俺、今月、金欠.......」

「え?ダメっすか?環せーんぱい。」


必殺の先輩。

「いいよっ!」

「先輩って呼んだだけで人数追加OKな環って....」

柊也は環(もう先輩はつけない)の将来を考えてため息をついてるけど。


「環、ごち。」


何か楽しいからそれでいいか。






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