僕と君の365日


この内装、好き。

「あ、タマじゃーんっ!ひさしぶり。あんまり顔みせないから私寂しかったなぁー。」

「ごめんね。最近忙しくて。」

「今日は夜まで.....ヘブッ」

環に絡んでいた綺麗なおねえさんが倒れる。その後ろにはものすごいぐらいのイケメンがたっていた。

「すまん。環。うちの兄貴が。」

「いや、正直助かったっす。」

.........兄貴?


「え、ちょ、兄貴ってなんなん?」

さすがに驚いたのか都騎が口を開く。

「ああ。こいつは星月 密流(ホシツキ ミツル)。俺の兄貴で。おネエ。」

..............

一瞬、沈黙が起こったがそれを破ったのはものすごい勢いで起きる、密流さんだった。

「ご挨拶が遅れてごめんなさいね。星月 馨(カオル)です。女の子だから。」

「あ、嘘な。」

「私は女の子よぉぉおおおおお。」

「嘘な。」


二人のやり取りを見ていると面白くて笑えてきた。


それは全員が一緒で全員で声をあげて笑った。






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