僕と君の365日
「あ、俺らこっち。」
環の一言で後ろを振り替える。
「あ、そっか。電車通学だもんね。しかもあのお店、駅の裏だし。」
そうか。どうりで早く別れるわけだ。
「.....もしかして俺たち以外、全員電車じゃねぇの?」
陽信が言う。
「あ、俺は的場が迎えにくるって。都騎、バイト先通るけど。」
「まじで?乗ってくわ。」
「みんな、電車っぽいね。」
私がそう言った後、美琴の迎えのことに気づく。
「美琴、迎えは?.....しかも今日、習い事....」
「普段は乗馬が入っていたんだけれど4月の4週目だからないのよ。」
「そっか。なら、よかった。」
まぁ、そうだよね。美琴がさぼる、なんてありえな........
あれ?授業さぼってた........
いいや。気にしないでおこう。
「じゃ、また明日。リア充さん。」
環にからかわれ、怒る。
いいけど。楽しいから。