僕と君の365日
「都騎は........見捨てる方向かな。」

「そうね...きっとそれが早く着くわ。」

「なんでやねん！俺をもっと大事にしろ！」

「自分を大事にしろなんて.....哀れね。」

美琴にバカにしているわと言わんばかりの目を向けられている、都騎。

「陽信......二人が酷い。」

「さぁ、桃琉行こうか。」

さらりとかわす陽信に都騎は呆然と立ち尽くしている。

「い、いいの？あれ。」

恐る恐る聞いてみる。

「いいんだよ。左京を敵に回さない方がいいってことは誰よりも俺たち二人が知っていることだから納得した上での行動だよ。」

「そ、そうなの。」

そんなことを言われている都騎をチラチラを見ながら歩き始める。既に美琴と左京は綺麗なぐらいに微笑みながら歩き出している。

「さ、行くわよ、桃琉。」

「う、うん。」

やっぱり固まったままの都騎が心配で少し後ろを振り返りつつ歩......



「わっ.......」







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