僕と君の365日
誰かに当たってしまってしりもちをつく。それとほぼ同時にガチャンと何かの割れる音がする。

「いたたた.......す、すいませ...」

しりもちをついたときに一緒についた手から少し血が出ている。

「あ?なんだよ?どこ見て歩いてんだよ
じょーちゃん。」

そこにはいかついおじさ............おにいさんが立っていた。

「すいません......」

「なんだ?すいませんで済むかよ。お前のせいでサングラス割れたぞ?おい。どうしてくれんだよ?弁償か?」

「いや、あの、お金そんなに持ってなくて.......」

「へぇ.......ふぅーん....じゃあ、どうするかな?てかよく見たらいい体してんじゃねぇか.....一発ヤらせてくれたら許してやるよ。」

ヤる?なんじゃそれ。
こ、殺されるってこと?嘘!嫌だ。

「す、すいません......他の方法はないでしょうか。」

「はぁ?ある分けねぇだろ。」

うぅ........
天国のおじいちゃん、おばあちゃん。私はもうすぐそちらへ向かいます。






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