僕と君の365日

「どうする?これから。」

「何も考えてないや。」

もちろん、俺もそうなのだけれど。
へらっと桃琉は笑う。

「何か、あった?」

「...........何も。」

少しの沈黙が気になったけど問い詰めはしない、と言ったばかりで俺も問い詰めるほど重大なことじゃないと思ってた。

「まじで、どうしよう。」

することないし送っていくかな。

「帰り、歩き?」

「うん。」

「じゃあ、送ってく。俺も歩きだから。」

「え、いいよ。陽信に悪いし。」

暇だし。渡して無いものもあるし。

「いいじゃん。送ってくから。どっち?」

「あっち。」

桃琉も少しは納得してくれたみたいだった。








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