僕と君の365日
「いいじゃんか!できない人の筆記への賭!全力だよおおおおぉぉぉおお?桃琉はバカだけど実技できてるから成績保ってるんじゃんかああぁぁぁあああ!」
今、さらっとバカって言ったような.....
「でも、そこまで得意じゃないし。限界もあるしね。」
いつか、いや近いうちに運動や体を動かすことができなくなる。体育祭は出れるかな。さすがに球技大会はむりかな。なんて。
「あ..........ごめん。」
「?そりゃ体力に限界はあるやろ?」
都騎の発言に少し助かる。
「私、すっごい体力ないからさ。」
イオはまだ言ってないんだ、みたいな顔をしている。
「うげ。時間が.........帰るね!また来るー」
ギューンとでも言うようにすごいスピードで帰る。
「今、思ったんだけどイオ、走るの速いね。」
さすがは左京!
「ってか、美琴はなんで来てへんの?」
「それが、わかんなくて。携帯も繋がらなかったし。」
普段はこんなことないのに。
「まぁ、美琴........執事とかメイドもいるみたいだから大丈夫だとは思うよ。あんま心配すんな。」
やっぱり陽信の言葉は安心感を与えてくれる。