僕と君の365日
「悪いのは私だから。」
「別に桃琉がなりたくてなってる訳じゃないじゃない。」
「でも。傷つけるのは私。」
いつか、もしかしたらこの三人と縁をきらないといけないかもしれない。
「ごめん、何のこと話しているのか、さっぱり。」
「ああ、ごめんなさいね。」
ふぅ、と美琴はため息をつく。
「恋愛ぐらい好きにしたらどうなの。」
ほら、またそうやって私を試すような言葉を残す。
スタスタ、と美琴が去っていってしまい、残った私たちの間には沈黙が流れた。
「俺は、ちょっと行くね。」
「俺もちょっとな。」
左京と都騎はでていってしまった。
やっぱり、沈黙はそのままで先に破ったのは陽信だった。