❁華皇❁
第1章
転校
ぴぴぴぴぴぴっ ぴぴぴぴぴぴっ ぴぴっ ガッチャーン!!
あっ、またこわしちゃった。
私、天宮 桜は、今日で通算18個目の目覚まし時計をこわしました……
うるさいから、いらいらしてて、おもいっきり殴ったら、とまった。
「桜~ちょっと下りてこーい」
今の声は私の親父、天宮 秀二-amamiya syuuji
いったいなんなんだよ……
「おっ、きたきた!」
「何の用?」
「そんな冷たい目で見ないで~」
は?
はっきりいうけど、きもい。
「桜、そんなにはっきりと言わなくても~」
「声に出てた?」
「はっきりと」
やばいな、この癖?直さないと……