口笛
ずっと
頼りなくふたつ並んだ不揃いの影が 北風にゆれながらのびてゆく 凸凹のまま膨らんだ 君への思いは この胸のほころびから顔を出した 口笛を遠く 永久に祈るように遠く 響かせるよ 言葉より確かなものにほら 届きそうなきがしてんだ さあ 手をつないで僕らの今が 途切れないように その香り その体 そのすべてで僕は生き返る 夢をつむんで帰る畦道 立ち止まったまま そしてどんな場面もふたりなら笑えますように