君とさよならの時間 ~大好きの涙~



 それから、私は学校へ行けなくなった。



 お母さんとお父さんと弟が日替わりでお見舞いに来てくれてる。



 それだけで、私は嬉しかった。





 ただ悲しいのは、葉上の顔が見れないこと。






 日に日に悪くなっていく体。



 やっぱり、もうすぐ私は死ぬんだ。







 葉上のバカ。



 死なせないって言ってたくせに。











 私、もうすぐ死んじゃうよ?


 ――助けてよ、葉上。












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