君とさよならの時間 ~大好きの涙~
「愛美…!!」
次に入ってきたのは、葉上だった。
どうして、……ここにいるの?
どうして私が、危ないってわかったの?
昨日から悪化してたけど…でも、放課後でもよかったんだよ?
「藤井先生から学校に連絡いれて、俺に伝えてくれたんだ。
……愛美、生きろよ…」
藤井先生が…?
藤井先生に目を移すと、ニコッと切なげに笑った。
私、すごいね。こんなにも多くの人に、愛されてたんだね。
独りじゃなかったんだね。