君とさよならの時間 ~大好きの涙~




 白い雲の上で寝ていた私。





 ……体が、軽い。






 私、本当に死んだんだ。だって、“普通”なんだもん。体が。











 葉上、読んでくれたかな。


 三行しか書いていない手紙。



 伝わったかな。


 私の“愛”が。









 目を閉じると、





 鮮明に思い出す。私の生きていた頃。






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