君とさよならの時間 ~大好きの涙~





「きゃーーーーっ!」


「葉上くんが、なんであの子に!?」


「いやーーーっ!!!」






 うるさい女子の声で、はっ!と我に返る。





「え、えっと……」



「だから、愛美。



 お前、俺の彼女になれ」






 いきなり名前呼び&呼び捨て。それに、彼女になれ??!





 ちょ、待って…。突然のことで頭が混乱してるんだ。きっと。


 今のは空耳。幻聴よ、幻聴。





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