君とさよならの時間 ~大好きの涙~
「あんたの家、どこ?」
「は?本気で休んだら来るきかよ…。
学校の近くのマンション」
「あー、あそこ。で?何号室?」
「はぁー。 8階の801」
渋々教えてくれた、葉上の家。
「じゃあ、明日風邪ひいたら行くから」
「来なくていいっつってんだろ!?」
「偽彼女として、行きますっ」
「はぁ!?」
なんか妙にはりきっちゃう。恩返し、ってやつかな?どうせ死ぬなら人の為になにかしてからがいいな、なんて思っちゃったんだ。