君とさよならの時間 ~大好きの涙~
はぁ、と誰にも気づかれないようにため息を吐く。
すると、
「HRはじめるぞー。席につけぇ」
とダルそうな声で担任がそう言った。
やる気あるのかしら…。
ま、私は元からやる気なんてないし。
授業もサボる予定。
だって、私が必死に勉強してもしなくても、未来は変わらないから。
出席をとり、先生の話。
私はずっと空を見ていた。どこまでも続くあの空の上は、どうなっているんだろう。変な疑問の答えをずっと探していた。