あくまで小悪魔【BL】
いや。もちろん、そこに立っている以上は学校関係者だろうと心の奥では理解していたんだけど、いざ「教師です」と宣言されたら、驚きの声を上げずにはいられなかったのだ。
しかし、みんながてんやわんやしているうちに式は終わり、新入生は教室へと戻され、改めて教師とコミュニケーションを取る段になって、さらに俺達は驚愕する事となる。
「あの、一条先生って、新卒ですか~?」
女子生徒の一人が、担任と共に教壇に立つ一条に向けて問いかけた。
俺達は渦中の1年C組。
朝、教室から体育館に向かう時には担任しかいなかったんだけど、そのタイミングで副担任の一条もホームルームに参加する事となったのだ。
色々なプリントが配られ、今後の学校生活に対しての心がまえ、注意事項などを担任が話している最中にも関わらず、待ちきれないとばかりにその女子は質問をぶつけたのだった。
「いえ。僕はもう7年目です。今年29歳だよ」
その言葉に、またもやその場は騒然となった。
たとえ大学出たてにしても若すぎる見かけではあったけれど、まぁそれは新人特有の初々しさがフィルターとなっての錯覚だと考えれば納得できない事もなかった。
しかし、みんながてんやわんやしているうちに式は終わり、新入生は教室へと戻され、改めて教師とコミュニケーションを取る段になって、さらに俺達は驚愕する事となる。
「あの、一条先生って、新卒ですか~?」
女子生徒の一人が、担任と共に教壇に立つ一条に向けて問いかけた。
俺達は渦中の1年C組。
朝、教室から体育館に向かう時には担任しかいなかったんだけど、そのタイミングで副担任の一条もホームルームに参加する事となったのだ。
色々なプリントが配られ、今後の学校生活に対しての心がまえ、注意事項などを担任が話している最中にも関わらず、待ちきれないとばかりにその女子は質問をぶつけたのだった。
「いえ。僕はもう7年目です。今年29歳だよ」
その言葉に、またもやその場は騒然となった。
たとえ大学出たてにしても若すぎる見かけではあったけれど、まぁそれは新人特有の初々しさがフィルターとなっての錯覚だと考えれば納得できない事もなかった。