2番目のわたし。【完結】
「‥そーなんですか!やっぱり噂本当なんだ!へ〜先輩でもできるんですね!」
こんな明るく言ったのは
この想いを隠したいから。
声が震えてるのだってさっちゃんの風邪がうつったせいなのかも。
泣きそうなんじゃなくて眠いだけ。
そんな風に隠さないと
もうこの関係が壊れてしまうと思ったから。
「お前な〜とりあえず連絡よこせよー」
「了解です!ふふっ」
2番でも先輩に好かれていたい
そんな風に思ってしまって。
私は夜に連絡した。
『こんばんは!神崎です!
登録よろしくお願いします!』
ドキドキ
『了解!ありがとなー
あのさーお前大谷とはどんな感じなの?』
え?また秋?なんなの?
『なにもありませんけど。
どうかしましたかー?』
『お前ら仲良いなーって思って
お前が好きなら協力しようかなみたいな』
先輩ひどいよ
それは痛い
胸が痛いよ
『仲良いだけです!
私は好きとかじゃないです!』
『そうかーじゃあ他に好きな人いる?』
何これメールだとこれが真面目かふざけてるのか全然わかんない。
『好きな人はいますよー』
私はちょっとかけてみた