2番目のわたし。【完結】
隠し事
それから、家に帰ってベッドの上で
ぼーっと考えていた。
2番目ってことは彼女とは別れないってことだよね。
でも、私のことも好きってことだよね。
ヴーヴー
山下先輩だ
『2番目なんて言ってごめん。
でも、彼女も大切なんだ、
神崎のことも好きだし誰にも渡したくない。
勝手なのはわかってる。
だめかな?』
こんなの一般的に言えばダメに決まってる。でも、恋に落ちてる相手に言われたらノーなんて言えない。
『大丈夫です。
私はそれでもうれしいです。
2番目の彼女にしてください。』
そして私は2番目の彼女になった。