2番目のわたし。【完結】
放課後トントントンッ階段を降りる音がした。
誰にも見つからぬように先輩と
人が少ないところに行った。
「先輩終わりにしましょう
もう無理です。辛いんです」
「何言ってるの?なんで?いきなりどうしたんだよ朝香?」
「こないだ土曜日見たんです。
いつもより家を早く出てしまって
着いた時にメールが来て。
つらくてつらくて。
耐えられなかった。
だから、もう嫌なんです」
「朝香それは、、
ねぇダメだよ。俺朝香いないと。
でも、選べないんだ。
お願いだよ朝香」
「先輩やめましょう。
彼女さんかわいそうです。
私が言えることじゃないけど。」
「あいつは気づいてない。
こないだはいきなり来て。
しょうがなかったんだ。
本当に朝香お願い。
朝香が、いないと息できないくらい苦しくなるんだ。
他の男と話したり。大谷に触れられてるの見たりすると。
生きてる心地しないくらい。
お願い朝香一緒にいてよ」