2番目のわたし。【完結】
あいつが入学して部活に入部もした
やべぇよ、なんか我慢できない。
どーすればいいんだ、
あいつに、彼氏いんのか?なんて聞いて
泣きそうになりながら違うって否定して走って行った。
あぁ、気づいてしまった。
俺あいつが好きなんだ。
泣いてるあいつを見て抱きしめたくなった。
こんな気持ちなくなれよ。
でも、ストッパーなんて効かなくて
図書室で番号を渡して
彼女いるの?って聞かれた時
嘘なんてつけなかった。
とりあえず繋がってたかった。
誰にも渡したくないと
誰にも触れさせたくないと
思ってしまった。
そして、海であいつが落ちそうになった時、走って腕を掴みに行って助けてしまった。
その時、同時に助けようとしたのは
大谷だった。
なんとなく気づいてた大谷も神崎のことを好きだってこと。
だから、焦ってしまった。
君が振ってくださいなんて言った時
君が大谷の所に行ってしまうと思ったから
本当にいいの?なんて聞いてしまった
2番目にならない?なんて言ったのは、
俺のただの独占欲
ごめん。縛り付けてごめん。
でも、お前も綾も手放せない
自分勝手でごめん。