2番目のわたし。【完結】
「‥あ、あの〜もう出てくれませんか〜
私たち最後に出なきゃいけないので〜‥
出てくれたら嬉しいな〜なんて‥」
こわっまじ怖いってそんなこっち見ないで早く出てってよ!
わ〜早くしてよ〜
「あ〜悪い悪い今でる〜」
おっ気づかなかったけど陸上部の関谷先輩じゃん。この人は陸上部のキャプテンで頭も良くすごく優しい先輩。
あ〜よかった〜。先輩がいて!
その後ろにはあの話しかけてきた人
わ〜あの人怖いし睨んでるし。
と顔に出てしまったらしく関谷先輩が
「はははっこいつ目悪いから睨んでるわけじゃないよ〜」
「あ!大丈夫です!気にしてません!」
なんて言うと
「ほら〜謝れよ山下〜」
山下先輩って言うのか〜なんだ、目悪いだけか〜
「はぁ?なんでだよ」
うわっやっぱ怖いじゃん!
「お前が睨んでる感じ出すからだろ」
「あぁ、ごめんな別に睨んでないよ」
あ、やっぱ優しいのか?
「いえ、大丈夫です」
キーンコーンカーンコーン‥
「お、やば急ぐか」
先輩たちは急いで教室に戻って行った。
ふ〜疲れた〜。私たちも急がなきゃ。
「早く行くよ〜」
とさっちゃんに言われ図書室を出た。