2番目のわたし。【完結】
それから私は決めた。
きっとあの子と会うのは土曜日だ
土曜日に駿太の家に行ってみよう。
ピンポーン‥
「は〜い、、、あっ」
びっくりしたように目を開ける駿太
「駿太!ごめんいきなりどうしても会いたくなって来ちゃった!」
少し目から色がなくなったように
まるでビー玉のように
あきらかに残念そうにしたけど
それはほんの何秒かだけで
すぐにいつもの駿太に戻っていた
「あぁ、いいよ。入って?」
ただ、悲しくて悲しくて
思わず駿太にキスをした
「‥‥びっくりさせてごめんね?
ありがとう。おじゃまします。」
そう言って先に私が入ろうとしていた時
駿太は後ろで携帯をいじっていた。
私の方が1番だと安心できた。