2番目のわたし。【完結】
「いつですか別れたの?」
「一週間も付き合ってねーよ。
彼女つくったのは、あいつを諦めようと思ったから。
あいつからメールきた時にはもう別れてた。でも、あいつには付き合ってるって嘘ついた。」
「先輩って不器用ですね。もっと早く気づいてれば変わってたかもしれないですね」
「あぁ、でももういいや。あいつには幸せになってもらいたい。手遅れになる前にな」
「先輩って幸せになれなそうですね。」
「おい、そんなこと言うな。」
「頑張ってくださいよ。私はどんな結果であろうとあの子の幸せを願ってるだけなんで」
「お前ってこわいよな。朝香のこと好きすぎて」
「そーですか?きっとあの子が私をおもっている以上に好きかもしれないですけどね」
「悪かったな。親友のこと傷つけて」
「いえ、ありがとうごさいます。あの子に思い出をくれて」
「‥思い出か‥‥‥あいつにとって俺は思い出なんだな。昔も今も‥」
「そーですね。きつい言い方かもしれないですけど」
「ありがとな野山。これからもあいつのことよろしくな」
「言われなくてもそーします。先輩もいつか幸せになれるといいですね」
「あぁいつかな。がんばるよあいつと別れるの、あいつに泣かれたら別れるの自信ねーな。あいつと離れるのこえーよ」
「大丈夫です。先輩ならできます。てか、やってくれなきゃ困ります」
「はははっわかってるよ。じゃーな」
「はい。また」
ねぇ先輩もっと早く気づいてれば
幸せになれたかもね
でも、私は朝香が幸せならそれでいい
朝香、早く幸せになれるといいね
end