続・大好きなんだよ!!
「あーあ…もう告っちゃおっかなー?」
勇雅くんの携帯を握りしめていた私の耳に入ってきた声。
この声…聞いたことあるよね?
そんなことを思っていると女の子が前から歩いて来た。
「…げ。また聞かれちゃった。」
私の顔を見るなり、そう言ったその子は
勇雅くんを狙うって私に宣言した女の子だった。
名前は……
「名前何ていうんだっけ?」
私の小さなつぶやき声が聞こえてたのか、その女の子は
「前田!!ライバルの名前くらい知っとけよ!!」
と怒鳴られてしまった。
「…ごめんなさい…」
と勢いで謝ってしまう。