続・大好きなんだよ!!



「お前、死ねば?」





そう吐き捨てると、瑛未の手を引き、立ち去った。






「勇雅くん!?」



「勇雅、待ってよ!!」







瑛未は、一生懸命オレの歩く速さについてくる。






夏生も小走りになりながら追いかけてきた。








だけど、そんなの気にならないくらいイライラする。






オレの知らない






オレと出会う前の







瑛未を知ってるアイツに。







ちょっとだけ、瑛未が取られてしまいそうって考えた自分にもイライラしてる。








―……小せぇ人間だな、オレ。








何でこんなに余裕ないんだろ。








< 23 / 132 >

この作品をシェア

pagetop