続・大好きなんだよ!!
私の心臓が早くなる。
「私が好きなのは勇雅くんだけなんだって!!」
私のリアクションを見たとたん、智広はいつもの余裕の笑顔になって
「…顔、真っ赤ですよ?」
って笑いをこらえてる。
実際、真っ赤みたいだから否定できない私。
黙ったまま、智広をにらむ。
すると智広は
「もしかしてときめいた?」
って嬉しそう。
「ときめくわけないじゃん!!」
私が反論すると
「はいはい。」
と言って私の頭をポンポンと叩いた。
そして
「オレは本気だから。浮気相手でもいいよ♪」
とだけ言って教室から出て行ってしまった。