続・大好きなんだよ!!
私…何やってんの?
「や…嫌だ!!放して!!」
智広の腕の中で暴れる。
私の精一杯の抵抗。
だけど、どんなに暴れても腕の力は弱まらない。
むしろどんどん強くなっていく気がする。
「―…瑛未。」
優しく名前を呼ばれる。
私の意思じゃないのに、抵抗する力がなくなっていく。
―…私が好きなのは勇雅くんなんだよ。
そう自分に言い聞かせる。
好きなのは勇雅くん
好きなのは勇雅くん
「オレなら泣かせない。」
「…智…広…?」
「今度は本気だから。」