続・大好きなんだよ!!
次の日。
「勇雅くん♪」
夏生と廊下を歩いていると声をかけられた。
オレに声をかけてきたのは、オレの大嫌いな南だった。
「………何。」
冷たい目でにらむ。
「あれ?今の瑛未っぽく言ったんだけどな……」
「…死ね。」
そう言って立ち去ろうとした。
だけど、南はまた話しかけてくる。
「…実は、昨日オレも瑛未泣かしたんだよね。」
「………あ?」
南は、意味ありげな顔で笑ってる。
嫌な予感がする。
絶対、聞きたくないことだ。
「何で瑛未は泣いたと思う?」