続・大好きなんだよ!!
学校から出て、瑛未の家を目指す。
先を歩くオレと
後ろから小走りになってついてくる瑛未。
何の会話もない
張りつめた空気が漂う。
だけど、その空気を破ったのは瑛未だった。
オレの制服の裾を掴む。
瑛未が後ろから引っ張るから、オレは立ち止まるしかなかった。
「…勇雅くん…」
瑛未の小さな声。
少しだけど、オレにまで震えが伝わってくる。
「……怒ってるの…?」
「…別に。」
落ち着けと自分に言い聞かせる。
「…私、何かした?」
「…………」