【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「人を夜中に呼び出しておいて、そりゃぁないだろ?」


「あ…」




思い…、

出してしまった---




真夜中にの出来事を思い出し、一気に私の顔が蒼白になる。




脳裏にシッカリと焼きついた、あの赤い着物を着た市松人形。






そして…、


瑞希の声---





ふと視界に入った布団に、こびり付いていた赤黒い血液にゾワリと背筋が総毛立った。


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