【完】人形達の宴~通りゃんせ~
「ううん…」
首を振り、さっきまで人形がいた場所を見た。
絶対に瑞希は生きている。
大丈夫ッ!!!
今だズキズキと痛む腕をタオルで上から押し付け、痛みを我慢しながら瑞希の部屋を出た。
「お邪魔しました~」
「はーい」
ガチャッ---
リビングから出てくる事のなかったおばさんにホッとした。
だってケガを見られたくないもんね。
玄関をゆっくりと開けた。
するとそこには---