【完】人形達の宴~通りゃんせ~


大きな諒ちゃんの手が私の手を包み込む。


それが何だか私を守ってくれているように感じて、胸が温かくなった。







この幸せがずっと…、


永遠に続くといいな---






人気のない道をゆっくりと歩きながら、心の中でそう呟いた。






しかしその後ろからゆっくりと何かが迫っていた事にまだ…、




私も諒ちゃんも気づいてはいない---



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