【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「人間がいない」


私の呟きに諒ちゃんと木崎さんは、大きく頷いてくれた。





「取り合えずタクシーかバスが通るまで歩くか?」


「…来ないに一票」


「俺も」





諒ちゃん…、


バス停、見当たらないよ?





タクシーってお客を乗せるんだよね?


ここにタクシーは本当に来ると思うの?



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