【完】人形達の宴~通りゃんせ~
あの鍬が、そのまま私に落ちてくるの?
このまま行けば…、
鍬の刃が、私の首辺りに落ちて来る。
…と、言う事は---
「じょ、冗談じゃないわよッ!」
思わず嫌な考えが脳裏に浮かび、再びジタバタともがいた。
しかし、髪の毛を強く抑えられていて頭が上がらない。
いくら何でも死ぬ時に、自分の身体のどこかが離れるなんてイヤすぎるッ!
『サァテト ヨウイハ イイ?』
一体の人形の声が私に声をかける。
その言葉にゾゾッと全身の血が冷え渡り、身震いがした。
その時だった---